ソニーイメージングギャラリー銀座での「石原さくら 作品展 天売島 最北の猫の島 ~’17 冬・夏の記録~ / ねこかぶり」では、一点一点の作品自体はもちろんですが、それらをどうみせるか、展示方法・レイアウトにもわたしなりにこだわって挑戦をしてみました。
作品についてあれこれと語るのは野暮とは思いますがすこしだけ。
全体を通してギャラリーの中心に据えた4Kブラビアのサイズを基調にA0判のプリントを配し、「天売島 最北の猫の島」ではそのA0一点ごとにセットになるA4写真を8点、キャプションカードを入れて9点を3X3でA0判に天地を合わせるかたちで配列し1組とし計6組の配置を、「ねこかぶり」についてはA0判をより可愛らしさが映えるスクエアサイズとして、それらの左右にA4スクエアを同様に縦3段配置するかたちをとりました。キャプションを中心として順路に沿って流れるように閲覧していただけるよう目線の移動などにも配慮しました。
キャプションについては、フォトエッセイというわけではないけど、それらの組写真をストーリーを追ってみていただけるように、すこし読みもの風に仕上げてみました。
わたしの所感としては、それらの工夫もあってか、いつもの展示に比較してゆっくりじっくり時間をかけてご覧くださっている方が多かったように思いましたが、実際にはどう映ったのか、会場ではご来場の皆さまにアンケートにご協力いただきました。印象に残った作品について、そして展示方法・レイアウトについてもたくさんの貴重なご意見をいただきました。
いただいたご意見を無駄にしないよう、しっかりと振り返ってこれからの展示にも反映していきます。
今回ご来場いただきました皆さま、とりわけ毎日の様に足を運んでいただいた皆さま、天売島の皆さま、関係者・スタッフの皆さま、そして息子・猫たちの子守を協力してくれた家族とお友達、この場を借りて改めてありがとうございました。