シンガプーラ アセラ 仔猫
シンガプーラ アセラ 仔猫

待望のシンガプーラのアセラの仔猫誕生です!

本日の午後にシンガプーラのアセラとマサゴくんの仔猫が生まれました! 😀
2年の間、待ちに待ってやっと生まれた仔猫です♥♡♥♡♥

シンガプーラ アセラ 仔猫

アセラと赤ちゃん

今月の17日にはデボンレックスのマコレも同じく初産での出産をしましたが予定通りしかも超安産で仔猫を3頭出産してくれましたし、仔猫のお世話もよくするので安心していました。
しかしながら、アセラの初めてのお産は当キャッテリー史上最もハラハラドキドキの連続でここ1週間ほど寝不足の毎日でした。
猫の出産は交配日から64〜69日頃となるはずなのですが、アセラは今日で71日目。これ以上仔猫が育ち過ぎると自然分娩することが難しくなるので、今朝の時点で兆候がなければ陣痛促進剤を投与してもらい、それでも陣痛がはじまらなかったり、出産に時間がかかるようだったら帝王切開にしなければならないというデッドラインなのでした。

アセラのように、お注射嫌いで病院に行くとナーバスになりやすい猫にとっては帝王切開はストレス過多となるため、体調を崩してしまうのではないかと獣医さんも心配してくださっていて、そんなわけで目指すは自然分娩なのでした。

10日前に頭数を確認するためのレントゲンとエコーの検査、そして2日前にエコーで仔猫の心拍数を見てもらったりと入念に準備を重ね気持ちをどっしりと構えるよう自分に言い聞かせて今朝のアセラの様子を見守りましたが、食欲はいつもより落ちてきているものの、陣痛の兆候はありません。
獣医さんに連絡をして、まずはお腹の仔猫の様子を診てもらうことにしました。
出産が近くなると仔猫の心拍数はゆっくりになるそうなのですが、すでに土曜日の時点で仔猫の心拍数はゆっくりになっていていつ生まれてもおかしくない状況にも関わらず遅れていたので、正直なところ病院でエコーを見るまでは気が気ではありません。
固唾を呑みつつ、エコーの映像を獣医さんたちと確認、アセラのお腹の中の2つの心臓は今日もしっかり動いていました。

そして、いよいよアセラに陣痛促進剤を注射してもらいました。実は当キャッテリーではこれまで皆さん安産だったので初めての陣痛促進剤使用なのでした。投与の30分後、自宅に戻る前の車の中で陣痛と共に破水が起こりました。そそくさと帰宅して、アセラをお産のためのケージに入れて待つこと2時間…やっとまともな陣痛が起こりました。
さらにアセラを励ますこと1時間、1頭目の仔猫の尻尾が見えました。でも、尻尾ということは初産1頭目で逆子なのでした。
とはいえ、猫には逆子はよくあることなので前向きに平常心で助産を続けます。しかし、羊膜が途中で破けてしまいました。これは長引くと仔猫が呼吸できないのでいけません。
獣医さんに「難しそうなら、再度連れて行くかもしれません。」と電話をしつつ、尻尾と後ろ足2本が出てきたところで陣痛と同時に仔猫を少しずつ引っ張ります。途中で仔猫も足を動かしてくれたので、これなら絶対に大丈夫と諦めずに少しずつ捻るようにそっと引っ張ってあとは頭だけのところ。初産の猫にはここが一番つらいところで気をつけないと噛まれることもありますから、日頃の信頼関係の構築はとても大切なことです。陣痛のタイミングと合わせてそっと引っ張って、やっと1頭目の仔猫が誕生しました!

尻尾が見えてから約30分後、今回のように羊膜が破けていて時間がかかると鼻に羊水が入って呼吸ができていないのですぐに羊水を吸いだして呼吸の確認をします。舌が白くなっていたので、まさかと思いましたがすぐに鳴き声をあげてくれました。一気に緊張の糸が切れた瞬間でした。そして、その2時間後に2頭目の仔猫は今度は頭からですんなりと産まれてきてくれて、アセラの初産はめでたしめでたし。

うちではシンガプーラもデボンレックスも出生時の体重は通常75〜80gなのですが、今回の仔猫は1頭目は91g、2頭目は94gでしたのでやはり結構お腹の中で育ってしまったのですね。
生まれたてのおしりはふにゃふにゃなので時々間違えてしまいますが、1頭目は男の子と2頭目は女の子のようです。
※やっぱり間違えてました1頭目も女の子でした!

安心するにはまだ早いのですが、ひとまずアセラも仔猫たちも元気ですというご報告でした。
かわいい仔猫たちに囲まれて、これからますます気が抜けません!
お疲れ様がんばったね、アセラ! 🙂

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