A white devon rex kitten at Ingrid's Cattery
A white devon rex kitten at Ingrid's Cattery

ドイツとウクライナ猫の旅 その3 – フランクフルト郊外のキャッテリーを訪問

11月上旬、ドイツとウクライナを訪問しました。色々と見てきたことなどの徒然を何回かに分けてここに書いておこうと思います。
前回、その2 では、Goldtatze の生まれ故郷ボンでティアハイムを見学しました。今回はその続き、翌日のおはなしです。

フランクフルト郊外の町へ

この日はスロースタートで午後から活動開始です。
(あ、そうそう、ホテルの朝食のレバパテ、種類豊富で美味しかったんだった。オモイダシアジワイ。

目的はフランクフルト近郊の町にデボンレックスのキャッテリー訪問です。これまで、オーストラリア、フランス、イタリア、カナダ、etc…と、海外のいくつかのキャッテリーを訪問してきましたが、どこの国でもキャッテリーのある場所はたいてい静かな住宅地でそして敷地は広大です。ウラヤマシイ!

フランクフルトから40分ほど、気持ちの良い田舎道をしばらく走ると、そろそろ目指すキャッテリーのあるかわいらしい町に到着です。ヨーロッパは、フランスでもイタリアでもそうでしたが、ちょっと都心部を離れたほうがのんびりとして雰囲気がよくて私は好きですね。

迎え入れていただいたキャッテリーには、入り口をはじめそそこここに置物のスタチューやらなにやらなにかと猫モチーフなのでした。うちにもこんなスタチュー欲しいですねぇ。

デボンレックスが大好きなんです

今回訪問したキャッテリーさん、ヨーロッパのデボンレックス界で知らない人はいないだろう、なんとデボンレックス一筋にブリーディング歴40年のお方です! 1977年(私の産まれた翌年)からデボンレックスのブリーダーをされているそうです。スゴイ!

デボンレックスの起源となる猫が発見されたのが1960年、その後 CFA に公認されたのが1979年なので、そんなデボンレックスの過渡期からずっとブリーディングされていて現在も現役だなんて! 改めて、本当、驚きです。やはり最初の猫はイギリスから譲ってもらったそうなので、起源となるデボンちゃんがとても近い存在だったのだなあと感慨深いですねぇ。
そして現在は娘さんとお孫さんが引き継いでお手伝いをしていますから、この先も脈々とその血統が継承されていくんですね。(遠い目

私は、はじめてデボンレックスに会ったのは、オーストラリアのキャッテリーを訪問した時でした。
初対面なのに、すぐに膝にのってきたり、甘えてきたりする、その屈託のない愛らしさに一発でメロメロになってしまいました。
私は猫が好きですが、なんと言ったらいいだろう、デボンレックスは猫というよりはデボンレックスなんですよね。また違った別のいきものといいましょうか、性格というか性質が。だから、猫もデボンレックスも大好き、という感じなのです。わかります、わかっていただけます? それで、いても立ってもいられずに、お迎えすることになって今に至るのです。

その辺りの、魅力、経緯はこちらにも書いてあります。

こちらのデボンちゃんたちは、そんな私からするとパーフェクトで理想的なデボンちゃんばかり。パーフェクトと言ってしまうと語弊があるかもですが、ほんとうに、さっき言ったデボンらしい愛らしさがMAX溢れた猫ちゃんたちなんですよ。これは触れ合ってみると絶対に分かります。

見学中は興奮していてすっかり周囲の記録を疎かにしてしまいましたが、キャッテリーは広々とした敷地にあってブリーディング中の猫達にはそれぞれの個室もあったり、これまでキャットショーでゲットしたたくさんの優勝カップやロゼットがありました。インテリアはさりげなくでも効果的に随所に猫の動線への配慮や水飲み場の工夫などがみられて参考になりました。スバラシイ!

みんな、可愛い♥

とにかく訪問中は終始いつも写真でしか見られなかった憧れのデボンちゃんたちに会えで感動しきり。写真をとったりナデナデしたりと、ただの一デボンファン状態でした。

デボンレックスはそもそも短くカールした毛並みが柔らかくナデナデに触り心地が良いのですが、特にこちらのデボンちゃんたちの手触りといったら格別でした。揃って素晴らしい被毛を持っていました。ずっとナデナデしていられます。でも楽しい時間はすぐに過ぎてしまうもの。性格といい、タイプといい、全てに魅了/圧倒されつつ、お茶の時間などもはさみながら、もうそろそろお暇の時間です。後ろ髪を引かれつつキャッテリーをあとにしました。

改めてデボンレックスの虜になりました。そして、40年という歴史と経験、深い知識となんといってもデボンちゃんへの愛情に恐れ入りました。私も日本に帰ったら虜を増やすべく?、がんばろうとしみじみ。ガンバルゾイ!

ご高齢で体調が悪い中、今回は私の訪問を快諾していただきました。以前からコンタクトはさせていただいていたのですが、こちらの弾丸なスケジュールに対応していただきまして本当にすばらしいデボン体験をありがとうございました。
協力していただいた娘さん、お孫さんにも感謝です!

お知らせ(かも?)

将来こちらのデボンちゃんがうちに来る日も近いかもですよ〜♪


17時発のキエフ行きの飛行機に乗らなくちゃーと、またもやセアトを飛ばして空港へ向かうのでありました! アセアセ……

SEAT(セアト)を駆って空港へ。(ここのクルマは初めて

Takashi Ishiharaさん(@ishihara)が投稿した写真 –

その4 へつづく

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